備蓄だけじゃもったいない!今知っておきたい、新しい防災のカタチ
こんにちは!
今年は特に天候が不安定で、各地で豪雨や台風のニュースを目にする機会が増えましたね。そんな中、「防災」への意識が改めて高まっているのを感じます。
皆さんは「防災」と聞いて、何を思い浮かべますか?非常食や懐中電灯といった防災グッズを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。もちろん、備蓄はとても大切です。
でも、今の防災はそれだけじゃありません。自分の住む場所や家族構成に合わせた「新しい防災のカタチ」が注目されているんです。今回は、備蓄以外に今すぐチェックしてほしい、3つの防災トレンドをご紹介します!
1. 地域の「リスク」を知る。ハザードマップとマイ・タイムライン
まずは、お住まいの地域がどんな災害リスクを抱えているかを知ることが第一歩です。
自治体が公開しているハザードマップ、もう確認しましたか?洪水や土砂災害など、どんな危険があるか一目で分かります。
そして、そのマップをただ見るだけでなく、家族で話し合って「マイ・タイムライン」を作ってみましょう。
- 「大雨警報が出たら、おばあちゃんと一緒に避難所の場所を確認しよう」
- 「避難指示が出たら、非常持ち出し袋を持ってすぐに家を出る」
このように、災害が起きたときに「いつ」「誰が」「どうやって」行動するかを具体的に決めておくと、いざという時に慌てずに済みます。ぜひ、家族みんなで地図を広げて話し合ってみてくださいね。
2. ペットは家族!一緒に避難するための備え
ペットを飼っているご家庭では、災害時の「同行避難」が大きな関心事になっています。大切な家族の一員だからこそ、一緒に避難するための準備は欠かせません。
- 同行避難が可能な避難所を事前に調べておきましょう。
- ペットフード、水、トイレ用品、リード、ケージなど、最低でも5日分の備蓄品を用意しておきましょう。
- 日頃からキャリーケースに慣れさせておくなど、いざという時にスムーズに避難できるよう練習しておくことも大切です。
3. デジタルツールを活用!最新の防災グッズ
防災グッズも進化しています。最近は、キャンプやアウトドアでも使えるような、機能的でおしゃれなアイテムも増えてきました。
- 防災トイレ: 災害時のトイレ問題は深刻です。普段は踏み台にもなる折りたたみ式の防災トイレは、一つあると安心です。
- 多機能モバイルバッテリー: ソーラー充電機能付きのものや、複数の機器を同時に充電できるタイプが人気です。
- 防災アプリ: 情報をいち早くキャッチすることも命を守る行動の一つです。「Yahoo! 防災速報」や「特務機関NERV防災アプリ」のように、緊急速報や避難情報をスマホで受け取れるアプリは、ぜひダウンロードしておきましょう。
4. その他持っていると便利なもの
防災グッズは、「非常持ち出し品(避難時にすぐに持ち出すもの)」と「備蓄品(自宅で過ごすために備えておくもの)」に分けて考えると整理しやすいです。
それから、持ち出し袋にはコピーでいいので、保険証等あるとよいです。あとは小銭、現金はあると便利です。最近はキャッシュレスですが、電気が使えない、ネット環境に被害があった場合、なにも購入できません。いろいろな場面を想定して備えましょう!
5.非常持ち出し品リスト(1〜3日分)
災害発生時にすぐに持ち出せるように、リュックなどにまとめておきましょう。
- 水: 500mlペットボトル(1人あたり1日3本が目安)
- 食料: 乾パン、栄養補助食品、ビスケット、レトルト食品など、調理不要なもの
- 懐中電灯・ヘッドライト: 手を空けるため、ヘッドライトも便利です。
- モバイルバッテリー・充電ケーブル: 携帯電話の充電用に必須です。
- ラジオ: 乾電池式のもの。正確な情報収集に役立ちます。
- 笛: 瓦礫の下などに閉じ込められた際の救助要請に使います。
- 軍手: ガラスの破片などで手を切らないように。
- レインコート: 防寒対策や雨天時の避難に。
- マスク: 埃や感染症対策に。
- 常備薬・お薬手帳: 家族の分を忘れずに。
- 応急処置セット: 絆創膏、消毒液、包帯など。
- 現金・小銭: 停電時には使えない場合があります。
- 身分証明書のコピー: 運転免許証や健康保険証のコピー。
- ウェットティッシュ・除菌シート: 手や体を拭いたり、衛生維持に。
- 簡易トイレ: 災害時のトイレ問題は深刻です。
- タオル: 複数枚あると便利です。
6.自宅用備蓄品リスト(3日〜1週間分)
ライフラインが止まっても自宅で過ごせるように備えておくものです。
- 水: 1人あたり1日3Lを目安に。
- 食料: カセットコンロで調理できるもの(米、パスタ、缶詰など)や、日持ちする食品。
- カセットコンロ・ガスボンベ: 温かいものを食べるために。
- トイレットペーパー・ティッシュ: 多めに備蓄しておきましょう。
- ラップ・アルミホイル: 食器の代わりや調理に使えます。
- ポリ袋(丈夫なもの): ゴミ袋や簡易バケツなどに。
- 予備の乾電池: 懐中電灯やラジオ用に。
- 卓上コンロ: 調理や暖を取るのに便利です。
- 簡易ランタン: 室内全体を照らせるもの。
- 歯磨きセット、シャンプー、石鹸: 衛生用品。
- 生理用品、おむつ: 女性や乳幼児がいる家庭は必須です。
7.プラスαで持っていると便利なもの
- ソーラー充電器: 日光で充電できるので、モバイルバッテリーの電力が尽きても安心です。
- 非常用給水袋: 災害時の給水ポイントで水を運ぶのに役立ちます。
- ウォーターバッグ: 自宅の浴槽に水をためておくための袋。
- 防災スリッパ: 地震で割れたガラスの破片などから足を守ります。
- 防災シート・ブランケット: 防寒、保温のために役立ちます。
- ホイッスル: 救助を求める際に使用します。
- 非常用ロープ: 脱出時に使用します。
これらのリストはあくまで一般的な例です。ご自身の家族構成(乳幼児、高齢者、ペット)や、住んでいる地域の特性(海が近い、川が近いなど)に合わせて、必要なものを調整してください。定期的に中身を点検し、消費期限が切れていないか確認することも大切です。
いかがでしたか?
防災は「備蓄」から「日常の行動」へと変化しています。デマに惑わされることなく、正確な情報を活用しながら、自分と大切な人の命を守るための準備を進めていきましょう。
